介護

【介護離職を防ぐ】親と同居する場合の注意点3選と対策

こんにちわ、アキラです。

2月に父が要介護3となり、G.Wまで同居していました。

現在は介護の体制もある程度は整ったと言うことで同居する場合の注意点を書いていきます。

本ブログのテーマである『介護離職をしない』について書いていきます。

なので、この記事では・・・

親が要介護になったんだけど、同居は必要だろうか??

介護離職も考える必要があるのかな?

という人向けに書いています。

本記事では私の体験ベースと統計データなどを元に書いていきます。

この記事でわかること

親が要介護になった場合の同居の必要性について

同居した場合、どんなことをしたら良いかについて

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2月中旬での父の容態

介護が必要になった親との同居について

筆者の体験、及び後述の統計データからすると・・・

介護をする事を目的にするのではなく、介護の体制を作る事を目的にした方が良いです。

2月の段階で地域包括支援センターからケアマネージャーに引き継ぎ

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仕事がリモートワークで作業できたので同居ができたというのも理由です

別記事で詳しいところは書いていますが、体制を構築した上で3月には5月のG.Wに別居すると宣言しています。

長期間の同居が危険な理由 3つ!

私の場合、2月に両親と同居し、5月のG.Wには再度、別居しました。

長期間の同居が危険である感じた理由は3つです。

  1. 昼夜、介護をしていると介護離職をチラつく
  2. 特別養護老人ホームへの入居の優先度が低くなる
  3. 兄弟姉妹がいて、同居が長期化すると役割が固定化する

昼夜、介護をしていると介護離職がチラつく

2月では歩行器具が合わなかったのか、転倒することもあり、補助が必要でした。

当時の父のライフサイクルはこんな形でした。

【外部リンク】24時間サークルメーカー より作成

21時には寝てもらうのですが、24時に手洗いで起きて、26時に起きて・・・

といった状態で2月は歩行器が本人にあってなかったのか父が起きたタイミングで私も起きて手洗いの補助をしていました。

仕事もあったので本当に大変でした

【統計データ】介護離職後に復職したケース

同居によって、介護が長期化すると介護離職しないと仕事との両立ができないと感じました。

同居と介護離職の相関が分かる統計データはありませんでしたが、介護離職する年代と復職できたデータは確認が出来たので掲載します。

(出典)総務省「平成29年就業構造基本調査」より
*介護離職者は、平成24年10月以降に「介護・看護のため」を理由に前職を辞めた者

このグラフでは50代の介護離職の総数は15万で、うち、再就職ができた人は概ね1/3程度です。

介護離職をしてしまうとキャリアが途絶えるリスクがあるので、再就職したくてもできないケースがあることが分かります。

特別養護老人ホームへの入居の優先度が低くなる

介護の制度は『自己申告』と『家族のことは家族が見る』が原則です。

仮に親が『要介護4』『要介護5』などの寝たきりの状態になったとしても、その子供が長期間、同居して生活費を共有している場合・・・

特別養護老人ホームへの入居の優先順位は低くなります

それってあなたの感想ですよね?

これはちゃんとした根拠があります。

厚生労働省からの引用となりますが、以下の情報が公開されています。

入所判定の対象となる者は、入所申込者のうち、要介護3から要介護5までの要介護者及び、居宅において日常生活を営むことが困難なことについてやむを得ない事由があることによる要介護1又は2の方の特例的な施設への入所(以下「特例入所」という。)が認められる者とすること。

(外部リンク)出典:厚生労働省 ○指定介護老人福祉施設等の入所に関する指針について

『特例入所』という事がポイントで要介護2から特例で受け入れるケースがあると書いています。

その中で『家族からの支援を受けられない人』がそれに当たると明記されます。

逆にいうと家族の支援がある人は要介護4以上であったとしても優先度は低くなるというのは穿った見方でしょうか・・・

兄弟姉妹がいて、同居が長期化すると役割が固定化する

介護をしている兄「僕は仕事を辞めて実家に戻ったのに、妹は何やかやと理由をつけて介護から腰が引けているのですが・・・」

出典:遠距離介護で自滅しない選択(太田 差恵恵子 著)

介護している兄「(中略)『アニキは、自分の好きで介護離職したんでしょ。私は頼んでない』と言われ唖然としました」

出典:遠距離介護で自滅しない選択(太田 差恵恵子 著)

複数の書籍でも兄弟姉妹がいる場合について、役割が固定化する事が紹介されています。

介護休暇制度により、介護の体制を整える

ここでは次の内容を書いていきます。

  • 実家でリモートワークができる、職場が実家から通勤圏のケース
  • 介護休業、介護休暇が必要なケース

実家でリモートワーク、職場が実家から通勤圏のケース

こちらは私の体験ベースでやってきたことを書いています。

同居がどの程度、出来るかにもよりますが

『地域包括支援センター、およびケアマネジャーさんとの関係構築』

『介護で使えるお金の棚卸し』

この2点は押さえたいところです。

2月中旬からG.W前半までで同居してやってきた事
  1. 【2月】地域包括支援センターからケアマネさんへの引継ぎ調整
  2. 【2月】介護付き短期宿泊施設の利用について調整
  3. 【3月】改めての介護で使えるお金の棚卸 *
  4. 【4月】銀行の口座凍結の対策
  5. 【4月】自宅介護出来る線引きについて家族、ケアマネさんと協議
  6. 【5月】入所する施設の調査と面談の取り付け

*要支援1の年末年始である程度の金額は見えていたため、改めて棚卸してます

2月で要介護になった時の詳細な経緯はこちらの記事に書いています。

読んで貰えると嬉しいです。

介護休業、介護休暇が必要なケース

仕事をしながら、同居する場合はテレワークで出来る仕事か、職場が通勤圏でないと中々、難しいです。

ご結婚されている場合はそもそも同居が必要かの調整が必要でしょう

テレワークや短期間の同居は難しい。。。そんな場合は介護休暇の制度が利用が可能か調べてください。

介護休業・介護休暇についての記事は別で書いていきますが、概要は下記の通りです。

介護休業について(介護1人につき)

通算で取得できる休業日 93日
給与について 67%が支給 *
申請方法 口頭でも可能

*要件を満たせば給付されます。

介護休暇の概要(介護者1人につき)

一年間で取れる日数 5日
給与について 勤務先により、無給となるケースがある
備考 (令和3年 1月1日からは、時間単位での取得が可能となります。)

(外部リンク)厚生労働省 介護保険制度について

介護の優先順位をつける

同居する場合は介護の体制を作るにしても優先順位をつける必要があります。

私が同居した経験からしか言えないのですが、優先順位を図に書いてみました。以下の内容が参考になりますと幸いです。

同居したら決着をつけたい内容

同居をされるのであれば、図の内容は優先度を高くして、決着をつけた方が良いです。こららの決着がつかないと同居による介護をする事が常態化し、負担が一気に増します。

介護休業、介護休暇で取得した休みは地域包括支援センターやそれに連なるケアマネジャーさんとの繋がりを作った方が良いです。

前述で書いていますが、兄弟姉妹がいる方は誰が一人の負担が偏らないようよく良く会話をした方が良いです。

介護について良かれと思って関わったら、他の兄弟はあまり支援をしないなどになりかねないです。

兄弟の誰かが同居して、長期化した場合はなし崩しに役割が決まる危険があります。(出典:『遠距離介護で自滅しない選択』 (太田差恵子 著)より)

まとめ

では、まとめと入らせて頂きます。

  1. 同居する場合は、介護ができる体制を作る事を目的にする!
  2. 介護休暇が利用できないか、会社の制度を確認する
  3. 同居の長期化は役割の固定化に繋がる危険性がある
  4. 介護離職をしてしまうと年収が下がる可能性が高くなる

介護の事情は人それぞれで正解はありません。あくまで一意見というスタンスで考えて貰えればと思います。

本記事が介護で何となく不安を覚えている方に少しでも参考にして貰えると嬉しく思います。

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では、また別の記事でよろしくお願いします。

ABOUT ME
アキラ
【家族を介護しながら50歳でサイドFIREを目指す】30代ごく普通のサラリーマンです。 仕事、インデックス投資、家族の介護を並列で出来るかを発信しています。よければ、Twitterで絡んでくれると嬉しいです。