介護

【介護疲れの対処法】ショートステイの活用についての解説

こんにちわ、アキラです。

介護が開始した人であれば、お互いに意見のすれ違いでケンカしたり、夜中に補助をしたりでシンドイと思います。

実際、私も実家に帰省をした時は二日目で母が介護中に骨折して大変でした。

今回は、そんな介護でしんどくなっている人に向けて記事を書いています。

介護でシンドイので、旅行してリフレッシュしたい

大丈夫です。ショートステイはそのニーズに応える事ができます。

この記事でわかること

短期介護付き施設の利用する方法について

利用料金についてわかります。

メリットと利用にあたっての注意点が理解できます。

結論

介護疲れを防ぐ方法の一つとして有用な方法です。

一番のメリットは次の点です。

介護する人、介護される人のリフレッシュ期間を作る事ができる

これについて解説しています。

介護する事、される事は普通の人であれば初めてのことかと思います。

今まで介護されてない親がいきなり介護されるわけで日常生活の戸惑いは大きいです。

介護する側だけが疲れるわけではありません。お互いに疲弊します。

疲弊が溜まるとお互いに言い合いが続いたりしてまた更に疲れるといった負のスパイラルに陥ります。

それを防ぐためにショートステイを利用して、物理的な距離をつけて、冷却期間も設けることができます。

ここから施設の利用方法、メリットなど解説していきます

施設の利用方法

ショートステイの利用方法と料金について解説していきます。

ショートステイの利用方法

施設の利用については担当されているケアマネージャーさんに相談していく必要があります。

ケアマネジャーさんから泊まれる介護付き宿泊施設について紹介されます。

利用するにはケアマネジャーさん経由で相談するのが確実です。

料金について

次に料金について解説していきます。

利用料金については厚労省のサイトからの引用となりますが、以下の情報が参考になるかと多います。

厚労省に掲載されている案内から赤枠の項目について解説をしていきます。

宿泊は一度の利用で1日〜最大で30日まで利用ができます。

空きが空いていれば、1日おいて翌月から再度、利用ができます。

利用者負担(1割)

介護保険が適用されて、元の利用金額の1割を利用者本人が負担するという事を言っています。

介護保険の申請は地域包括支援センター経由、もしくは地域包括支援センターからケアマネジャーさんに引き続きされた時に介護保険を申請する形になります。

また、このサイトに掲載されている金額は複数の利用者の方が共同で利用される形態です。

個室の金額についてはケアマネジャーさんを通じて確認下さい。

ちなみに私の実家の近くにある施設については一泊 約2,000円で利用ができました。

要支援と要介護について

要支援と要介護の区分については『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと(太田差恵子 著)』から区分が書かれていますので、そこから引用しています。

要支援1 日常生活の能力は基本的にあるが、要介護状態とならないように一部支援が必要
要支援2 立ち上がりが不安定、手洗い、入浴などで一部介助が必要だが、身体の状態の維持または改善の可能性がある
要介護1 立ち上がりや歩行が不安定。手洗い、入浴などで一部介助が必要
要介護2 起き上がりが自力では困難。手洗い、入浴などで一部または全介助が必要
要介護3 起き上がり、寝返りが自力でできない。手洗い、入浴、着替えなど全介助が必要
要介護4 日常生活の低下が見られ、手洗い、入浴、着替えなど多くの行為で全介助が必要
要介護5 介護なしには日常生活を営むことがほぼ不可能な状態。意思伝達も困難

出典:『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと(太田差恵子 著)』より作成(ブログでの掲載上、一部、表現をマイルドにしています。)

介護保険が適用されないケース

介護保険が適用されないケースは実費払いになります。

実費払いになると実家の地域の場合は8,000円程度とのことでした。

介護保険が適用されないケースは以下の表を参考にして下さい。

認定区分 区分支給限度額 自己負担(1割)
要支援1 50,320 5,032
要支援2 105,310 10,531
要介護1 167,650 16,765
要介護2 197,050 19,705
要介護3 270,480 27,048
要介護4 309,380 30,938
要介護5 362,170 36,217

出典(外部リンク):厚生労働省 サービスにかかる利用料より

こちらの様に月単位で利用できる介護保険の金額は決まっています。これを超える場合は介護保険が適用されません。

実費になる可能性があります。

あくまで参考となる金額です。

こちらについてもご自身の親の介護保険と照らし合わせる必要があります。

本記事では利用負担を1割としていますが、ご家庭によっては2割、3割が自己負担のケースとなることもありますので、ご注意下さい。

ケアマネジャーさんとの繋がりがない場合

そもそもケアマネジャーさんとの繋がりはないんですけど・・・

と言う人はこちらの記事を参考にして下さい。

離れて暮らす親が要介護になったらする事 こんにちは!アキラです。 実家にいる父が要支援から要介護の状態となりました。 本記事で読んで貰いたい人としては・・...

利用にあたっての注意点

実際に利用してみての注意点は以下の通りです。

デメリットは感じられませんのでしたので、注意点ということで掲載します。

  1. 施設の空きがあるかは状況次第
  2. 職員さんが多忙で言った事が職員間で共有されてない事がある
  3. 子供扱いする職員さんがいて癪に触るとのこと

施設の空きがあるかは状況次第

ケアマネジャーさん経由で施設の担当者に対して取次はしてくれます。

ただし、空いているは状況次第です。

ある意味、当然で他のご家庭でも同様の悩みを抱えてショートステイを利用しているためです。

職員さんが多忙で言ったことが職員間で共有されていない事がある

職員の方は複数の方を見られており、非常に多忙です。

それ故にこちらが言った事が職員間で共有されていない事があります。

親を面倒見てもらっているのでむしろこちらからサポートするぐらいの気持ちでいた方が良いです。

本当にやってほしいこと、伝えたいことは口頭だけでなく、メモやメールなどで伝える必要があります。

子供扱いする職員がおり、癪に触るとのこと

実際に父に利用してもらいましたが、そのように接する職員の方がいるとのことです。

そういう人もいるよと父には言っています。

接してくれる職員の方も悪気はないと思います。

これは介護される本人との相性もあるので、あまりに態度に余る様であればケアマネジャーさんと協議した方が良いです。

利用するメリット

  1. 介護する人、介護される人のリフレッシュ期間を作れる
  2. 『旅行したい』などの理由は問わず利用出来る
  3. 介護される親にとっては将来、入所する老人ホームの予行練習にもなる

介護する人、介護される人のリフレッシュ期間を作れる

冒頭でも説明していますが、ショートステイの活用のメリットはここにあると思います。

いきなり介護が始まる人、長期間に渡り介護をされている方…

お互いに神経がすり減っていますので、期間を置いて、お互いに冷静な気持ちで接する事が出来ます。

『旅行したい』などの理由は問われず、利用が出来る

空きが空いていれば、理由は問われません。。

むしろ介護は長期戦ですので無理せず、ケアマネジャーさんとコミュニケーションを取りましょう!

介護される親にとっては将来、入所する老人ホームの予行になる

ショートステイを利用するメリットの一つです。

いきなり、老人ホームに入所よりも・・・ショートステイで利用してもらえると何となく老人ホームの生活もイメージをして貰えます。

ショートステイを活用しても限界が来る事がある

ここまで、介護付き宿泊施設についてベタ褒めしましたが、介護が長引くとどこか無理がきます。

『自宅介護が出来ない・・・』そんな時はいつか来ると思います。

自宅介護が出来ない時の判断をするラインを家族とケアマネージャーと話をしてみて下さい。

私の場合はMind Mapを使って、特別養護老人ホーム、もしくは有料の老人ホームへの入所ラインを家族と決めました。

そのラインについてはケアマネジャーさんにも会話しています。

そう遠くない未来で施設に入所してもらう貰う方向で調整してます。

本当に面倒を見れない場合は施設に入って貰うのも一つの解決策です。

施設の月額の費用や入所金を知りたいのであれば、ライフルから資料請求できます。ご活用下さい。

\LIFULLから介護の施設の資料を取り寄せ出来ます/

施設に無理やり入所をしてもらうことはお互いに禍根を残します。

ここは本人であったり、ケアマネジャーも交えて十分に会話して下さい。

まとめ

長くなりましたが、本記事のまとめとさせてもらいます。

自宅介護する場合はショートステイの利用は必須である

介護保険を利用すれば、比較的低額で利用が可能

ショートステイを利用する時は理由は問われない

将来、老人ホームに入ってもらう時の予行になる(お互いに)

介護はまだ具体的なイメージがわかないけど・・・

介護について何となく見えてきたな・・・と言う人はこちらの記事を読んでください

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アキラ
【家族を介護しながら50歳でサイドFIREを目指す】30代ごく普通のサラリーマンです。 仕事、インデックス投資、家族の介護を並列で出来るかを発信しています。よければ、Twitterで絡んでくれると嬉しいです。