こんにちは!アキラです。
実家にいる父が要支援から要介護の状態となりました。
本記事で読んで貰いたい人としては・・・・
何となく、親の介護が頭に浮かんできた
という人や
実家の親が介護が必要になった、どうしよう・・・
という人むけに参考になるような記事を書いています。
本記事では介護が必要になった父と同居してどうだったかと、事前準備でやっておいて良かった事を書いています。
本記事読んで頂き、少しでも参考にして貰えると嬉しく思います。
ブログ村に参加しています。この記事が『イイね』と思ったらポチって貰えると嬉しいです(≧∇≦)/

別居している親が要介護になる前に準備する事
実際に要介護になった親と同居して、家族と話した事について
要介護になって、外部の人と会話したことについて
要介護になるまでに準備してきた事
1月末から父の様態が要支援1の状態から要介護の状態に急変しました。
要介護認定の申請に向けて、準備したことを書きたいと思います。
冒頭でも書いた通り、私は両親とは別居してます。2月は色々と状況が変わりましたので同居しました。

『日常生活の能力は基本的にあるが、要介護状態とならないように一部支援が必要』の事を指しています。
昨年の段階では要支援1から要支援2に申請をしようか家族で会話していました。
要介護になる前に地域包括支援センターに相談
私の場合、準備した中で一番大きな事は何となく将来の介護が見えてきた時に、『地域包括支援センター』に相談をした事です。
そもそも、地域包括支援センターってなんですか?
一言で言うと各市町村区に紐づく介護についての総合的な相談窓口のことだよ
という事なのですが、参考として厚生労働省の『地域包括支援センター』の概要から引用します。
地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域の住民を包括的に支援することを目的とする施設。(介護保険法第115条の46第1項)
出典:地域包括支援センターの概要より
地域包括支援センターに相談する事は、お金のことより大事なんですか?
地域包括支援センターの職員さんと関係を築く方が重要だと思います
この辺りは父が6年前に病院に運ばれた時をきっかけにして、『地域包括支援センター』に介護について相談をしています。
地域包括支援センターに支援をして貰った内容は次の通りです。
要支援の段階で地域包括支援センターに支援をして貰った内容
要支援1の認定と介護保険の代理申請
面談後、要支援1の認定と介護保険の代理申請をしてもらい、リハビリ施設の通所、介護用品のレンタルなど利用が出来ました。
地域包括支援センターの職員さんとの定期的な面談
地域包括支援センターの職員の方と両親で月1回の面談を組んでもらい、要支援のプランを提案頂き、関係を築く事が出来ました。
リハビリ施設への週1回の通所
リハビリ施設に週1回の利用と車での送り迎えをして貰えました。
杖から介護ベッドまで・・・介護用品のレンタル
介護保険が適用され、地域包括センターを経由して介護用品を安くレンタルする事が出来ました。
地域包括支援センターにはそもそも、どのタイミングで相談したらいいの?
それは次の記事で書いているよ

資産の棚卸
父が普通に会話出来た年末年始にお金のことも会話が出来ました。
年々、父自身も衰えを感じていたのか介護の不安が本格的に出てきたのか、預貯金の所在などを家族で会話が出来たのは大きかったと思います。
実家のWiFi設定
2019年のお盆に自宅のWifi環境を設定しました。
理由は両親がスマートフォンでLINEの操作を出来ないので、連絡手段としてAmazon Echo Showを電話以外の連絡手段として使えると思ったからです。
設置の目的は違いましたが、2020年からコロナが本格的に蔓延し、リモートワークがスタンダードになったので実家でリモートワークに切り替える事が出来ました。
リモートワークで仕事が出来る方は、いざという時のためにご実家のWifiルーターを設定することをオススメします!
要介護になって、外部の方と話をした事
記事作成から数年前に地域包括センターに相談をして、年末年始の段階では、日常生活に困る事は特にありませんでした。
2月になってから、色々、状況が変わってきます。
カレンダーで時系列をまとめてみました。
カレンダーのイベントから外部の人と会話したこと、家族で会話したことと分けて説明をしきます。

2月に実家に帰って、年末年始と2月を振り返るとこんな感じでした
比較項目 | 年末年始の状態 | 2月の状態 |
会話 | 概ね、普通に会話が可能 | 会話が嚙み合わない事が増えた |
歩行 | 遅いものの自力での歩行は可能 | 歩行器具が必須 |
立つこと | 問題なく可能 | 手すり等につかまっている事が必要 |
転倒する事 * | 1年に1回ぐらい | 歩行器具があっても割と転倒する |
着替え | 自分で可能 | 補助が必要 |
夜中の手洗い | 自分で可能 | 補助が必要な時がある |
睡眠 | 寝れている | 寝れて無いように見える |
*転倒についてはのちに歩行器具を変更したことで転倒回数が大幅に減りました。
地域包括支援センターとの連携
2月に入ってからの急変により、以前よりやり取りさせて貰っていた地域包括支援センターに緊急で来てもらいました。
そこから介護ベット、歩行器を迅速に手配してもらい、非常に助かりました。

もし、要支援の段階で地域包括支援センターに相談しなかった場合、これらの器具は直ぐにレンタル出来なかったでしょう。ゾッとしています。
地域包括支援センターからケアマネジャーへの引継ぎ
カレンダーに書いている通り、母が骨折をしました。
その翌日に地域包括支援センターに連絡し、要支援から要介護の認定変更の手続きをする事となりました。
担当も地域包括支援センターからケアマネジャーさんに担当引継ぎされました。
地域包括支援センターで見て貰える所は要支援(日常生活は生活出来るが、一部支援の必要があり改善の見込みあり)の範囲となります。
要介護となったという事で図のような体制で父を看ていく事となりました。

ご家庭によっては事故や大病でいきなり介護が必要になるケースもあるかと思いますが、介護保険の申請をされる場合は、一度は地域包括支援センターに話を通した方が後々の事を考えると安全なようです。
介護で使える費用の確認
私の場合はものすごくタイミングが良かったのですが、父が要介護の認定を受ける前に預貯金について家族と会話が出来た事が大きかったです。
介護がスタートした時点で、お金に関する不安は直近の生活では抱えていません。
親の預貯金を介護に使えるかは家族で確認する事をオススメします。
今後、発生するであろう費用を整理してみました。
直近で毎月、発生する介護費用(介護保険適用 3割を自己負担)
内訳 | 費用 | |
介護付き宿泊所 | 37,500円 |
1泊:2500円 月 15日 泊まる計算で算出しています。 |
電動ベッド | 3,300円 | |
車いす | 1,000円 | |
歩行器 | 900円 | |
ポール4本 | 4,200円 | トイレへの導線で利用して貰っています。 |
合計金額 | 46,900円 |
こちらの金額は介護保険が適用され、元の利用料金の3割を負担する形となります。
この他にも医療費や紙おむつ等の費用は発生しますが、相応に預金はあるようなので当面は大丈夫かと思います。
ご家庭によって、資産状況は違いますのでもう少し費用について掘り下げた記事を別に書いています。
こちらの記事も良ければ読んで貰えると嬉しいです↓↓

『歩行器と車いすの両方は不要では?』と思われる方がいると思います。
歩行器は自宅での移動に使って貰い、車いすは通院で福祉タクシーで通院する時に利用するという事で使い分けてます。
介護について家族で話をした事、大変であった事
2月から父の自宅介護で家族で話をした事、実際に介護をしてみて大変であった事を書いていきます。

介護について子の立場でどこまで関わるかについて
家族で会話した事は私がどこまで介護に関わるかについて会話しました。
仕事もある中で介護するのは負担が大きいなと2日目で痛感させられました。
なので、宣言という意味で家族には次の内容で介護に関わる事を、ケアマネジャーさんとの面談でも申し伝えました。
- 同居は母の怪我が治るまで、目安として4月いっぱい
- お金については父の預貯金で介護費用を管理する事
- 寝たきり、もしくは車いす生活になったら老人ホームに入って貰いたい
- 5月以降は月1回は実家に帰省する
- 自宅介護で問題が起こったら、都度、相談には乗る
親が介護になったら、『自宅介護で面倒を見るべき』と考える人がいるかと思います。
しがしながら、私個人の考えは『介護する人が介護疲れしたら本末転倒』の考えです。
介護に自分のリソースを割くのは想像以上に大変です。
介護は自分のリソースをどこまで割けるかちゃんと話して、落としどころをつける事が必要かと思います。
家族で会話したらケアマネさんを交えて会話
家族で会話したら、ケアマネさんと方針をすり合わせした方が良いかと思います。家族で会話して、時間が経ったら言った、言わないになる事もあります。
ケアマネジャーさんという第三者を通じて、会話する事で客観的に見る事も出来ます。
ケアマネジャーさんと会話した内容はノートかPCなどメモを残す事で言った言わないを防ぐことも出来ます。
母が介護中に足の骨折!
私が帰省してから、翌日に母が足の骨折をしました。
これには私も参りました。
父が歩行器を使ってトイレに行こうとしたところ、転倒し、後ろから見守っていた母が巻き込まれた形です。
夜でしたが受け入れてくれる病院があり、当日に処置を受けて家に帰る事が出来ました。

介護職員が在籍する宿泊施設の利用
父が要介護で夜中でのトイレの補助が必要、母が骨折という状況になり、日常生活の補助を仕事の合間を縫いながらしてきました。
日中については思ったよりは何とかなったのですが、夜の方が負担が大きいと感じました。
1.風呂での着替えでの補助が必要
2.ベッドで寝て貰うのに体を持ち上げるなどの補助が必要
3.疲れている夜に体を動かすので大変
4.夜中に起きて用を足すときに、補助が必要な事も・・・
仕事が終わった後の夜も気が休まらなかったですし、日中も場合によっては補助が必要でした。
実家で父を見ていたのが13日~16日で帰省当日含めて、4日間の介護となりますが、この時点でヘトヘトでした
家族全員が疲れていたので緊急でケアマネジャーさんに都合をつけてもらい、介護付き施設のショートステイを手配頂きました。
▼ショートステイの活用について解説した記事はこちら▼

まとめ
では、本記事のまとめとさせて貰います。
事前準備について
・とにかく介護で不安であれば、地域包括支援センターに相談
・介護についてどこまで入るかそれとなく会話をしておく
・お金については可能であれば、会話しておく
実際に親が要介護になったら
・地域包括センターに相談し、ケアマネジャー交えて面談
・ケアマネジャーと介護プランについて会話
・外部に協力してもらいながら、介護する
・結婚されている方は親だけでなく、自分の家庭でも話をした方が良い
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ブログ村に参加しています。この記事が『イイね』と思ったらポチって貰えると嬉しいです(≧∇≦)/

▼介護に関する本を980円で手に入れる方法▼
